User Report 008

顔の眠った筋肉を呼び覚ます美容機器の活用術

美容皮膚科・皮膚科 アオハルクリニック

Overview

厚生労働省の認定により美容皮膚科が診療科として標榜できるようになった2008年に美容皮膚科の先駆けとして開院した東京・六本木のアオハルクリニック。皮膚疾患の治療はもとより、美容を目的とした皮膚科診療を行っており、「メスを使わず」「ダウンタイムを少なく」「より自然に」をモットーに開院以来多くの方のお肌に寄り添っています。
今回は業務用EMS・マイクロカレント複合美容器「BF-151」をどのように活用していらっしゃるのか、お話を伺いました。

BF-151
ご導入製品:BF-151

別のサロンで施術を受けたスタッフの声がきっかけでした

まずは、貴院の特長についてお聞かせください。

当院は皮膚科と美容皮膚科の診療科目を備えたクリニックで、美容皮膚科を標榜できるようになった元年の2008年に誕生しました。
成り立ちとしてはロート製薬の寄付によって医療法人財団として設立され、2011年からは私が理事長を務めています。開院当初は手術が必要な美容外科と混同される方も多く非常にハードルの高いものだと思われていましたが、「美容皮膚科はお肌をきれいにする診療科です」というのを一生懸命言ってきたところ、次第に肌の美しさを引き出し、エイジングを緩やかにすることを目的とした治療を行っていることが認知されてきました。現在は、様々な方によりよく美しく年齢を重ねていただくお手伝いができています。

小柳衣吏子 院長

クリニックの名前「アオハル」にはどういった意味が込められているのでしょうか?

今では食品メーカーの広告や漫画のタイトルでも使われている「青春(アオハル)」という言葉ですが、当院は2008年の開院当初から使っていました。ネーミングの意図としては、お肌はもちろん心や体も生涯青春であってほしいという願いを込めて名付けられました。

美容皮膚科・皮膚科 アオハルクリニック

BF-151を導入した経緯を教えてください。

「先生、これクリニックに置いてみては?」と、別のサロンで施術を受けたスタッフの声がきっかけでした。スタッフの意見は重要なので、そこで意識するようになりました。伊藤超短波さんとのお付き合いのはじまりは、家庭用美顔器を取り扱っている知り合いの方によるご紹介でしたね。導入を検討していた2022年当時はコロナ禍でマスク生活が長引き、みなさんの表情が乏しくなっていました。もっと顔の筋肉を使えるようになればいいなという思いがあったところに、BF-151は顔にも使えるEMS機器だということでとても興味を持つようになりました。さらに、体にも使えるのがいいなと思いました。その後は実際に自分でも体験してみて、ひきしめケアに役立つと感じました。整形で凝り固まった表情やアーティスティックな顔をつくるのではなく、眠った筋肉を呼び覚ます感覚が「メスを使わず」「より自然に」という当院の方針と合っています。今では親しみを込めて“アオハルEMS”と呼んでいるくらいです。

BF-151導入の決め手はなんでしたか?

私の専門である皮膚科の医療機器は、どれも極めて高額です。それらと比較しても、BF-151は価格面でも導入しやすかったです。顔の筋肉が大事だと思っていたことに加えて、もともと切らない処置が大事だと考えていたことも大きな要因のひとつです。肌をきれいにする方法には、表面にはケミカルピーリングとして薬剤を使ったり、さらにその奥には光やレーザーで治療したり、もっと奥までやる時は高周波や超音波、ハイフなどによる治療がありますが、やっぱり何かが足りない。そう思った時にEMSで眠った筋肉を呼び覚ますのがいいと感じました。皮膚科は皮膚のみならず、お顔の見た目も大事にする診療科です。筋肉にアプローチしたいと思っていた時に、ちょうどBF-151と出会って導入を決めました。

小柳衣吏子 院長

BF-151を使用した患者様からは、どのような反応がありますか?

メインはお顔のひきしめケアに使っています。EMSの刺激は好き嫌いがあって反応は様々ですが、好きな方はご自身の記念パーティ前に受けに来られるということもありました。当院は皮膚科がメインなので医療機器や注射による治療が主なものですが、美容機器のBF-151はサブとして使っています。しかし、これだけを定期的に受けに来られる方もいます。また男性の患者様には体にもやったほうがいいですよとおすすめして施術している方もいます。5回くらいやると「僕、疲れちゃったよ」というお声をいただきます。深部の筋肉を動かすことが目的なので、疲れるということは効いているということの裏返しなのですけどね。

BF-151の施術頻度はどのくらいですか?

美容皮膚科に通院される方は月に1回くらい来られるので、その際に使用しています。イベントなど何か目標とする期日がある方は、2週間に1回という方もいます。当院の患者様は六本木という場所柄もありビジネスパーソンが多く、みなさん日々お忙しくされています。理想はもっと施術できると良いのですが、それでも効果は十分に得られていると感じています。実際には月に1度だけ施術を受けて顔の筋肉が強くなるということはないようにも思えますが、患者様に顔の筋肉が大事だということを伝え、理解してもらう啓蒙につながっています。口だけで言っても聞き流されることがほとんどですが、自ら体験していただくことで「ここに筋肉があって、こういう動きをするのか」「ここが歳を取るとたるむのね」と実感していただけます。BF-151を使うことによって日常的に笑顔をつくる、怒った顔をしないなど、よい意識づけになっていると思います。

美容皮膚科・皮膚科 アオハルクリニック

BF-151とその他の医療機器や治療を組み合わせて使うことはありますか?

先ほどお話しした通り、お顔のたるみが気になる方に対して使用しているので、高周波やハイフ、超音波などの治療機器を使う前に筋肉を呼び覚ますために活用しています。点滴のような体の動きが比較的少ない治療の際に、同時に使用することもあります。

BF-151にはEMSに加えてMCR(マイクロカレント)も搭載していますが、ご使用になられますか?

実はあまり使っていません。15分という時間が長くて、施術するための場所も必要なので。EMSに比べて体感が少ないので、あまり効果を感じにくいということもあります。しかし、伊藤超短波さんにお話を伺ったり、私自身が医大のスポーツ外来に通院した際に理学療法士の方に質問したりすることで、15分という時間が必要な理由や微弱な電流でも自律神経に働きかけるなどの効果があることが理解できました。できることなら患者様がご自身で使えるといいんですけどね。私自身も運動をした後に体が凝っているなと感じた時や、筋肉に刺激を与えて鍛えねばと思った時には、施術するためにスタッフを捕まえないといけないので。

小柳衣吏子 院長

今後、美容機器に期待することをお聞かせください。

髪の毛に対する美容機器があるといいですね。男女共に白髪になったり、薄毛になったりしますよね。注射による治療もありますがそれなりに痛いですし、光を照射するヘルメット型のものもありますが、もう少しどうにかできないかと思っています。当院は皮膚科なので頭皮に関するご相談もあります。再生医療の材料を打つ治療や、AGAの方にはたくさん治療法がある中で、女性のびまん性脱毛症にはなかなかこれといったものがないのが現状です。ミノキシジルという薬もありますが、もっとエステ的に気軽にできるといいと思います。気軽にできるという意味では、髪を濡らさず使えるものだといいですね。そうなることで患者様も日にちを選ばず、帰りに予定を入れることもできますから。洋服を着たまま骨盤底筋を鍛えられる機器もありますが、頭皮に関してもそういう機器があればいいなと思います。

美容皮膚科・皮膚科 アオハルクリニック
小柳衣吏子 院長

PROFILE

小柳 衣吏子 美容皮膚科・皮膚科 アオハルクリニック 院長

1998年順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部附属病院順天堂医院・浦安病院・伊豆長岡病院(現 静岡病院)などに勤務。2005年ころから美容皮膚科治療に専念。2008年厚生労働省が「美容皮膚科」を標榜科に加えたのを機に、2009年アオハルクリニックに参加。2011年院長に就任。患者様のため日々探求を続けている、皮膚と顔筋の専門家。

専門分野:皮膚科、美容皮膚科
順天堂大学医学部 皮膚科助教(非常勤)、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会評議員・認定専門医
https://www.aohalclinic.jp/

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